京都地裁

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 乗用車でオートバイの男女をあおってひき逃げしたとされる事件で、京都地裁は27日、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の罪などに問われた調理師の男(57)=同市上京区=に懲役2年、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役2年)を言い渡した。被害者の男性(20)が同日、京都市中京区で記者会見し、今も週3回リハビリに通っていることを明らかにし、「実刑にしてほしかった」と量刑に対する不満を語った。
 男性は突然後方からあおられ、クラクションを約120メートルにわたって鳴らされ続けた経緯を語り、「どうしていいか分からない恐怖を感じながら走っていた」と振り返った。事件から4カ月たった今も首の右側が痛むという。あおり運転が社会問題になる中、「厳しい刑罰が与えられるようになってほしい」と求めた。
 判決によると、被告は8月4日未明、中京区の路上で大学生の男女が乗るオートバイに乗用車で追従し、進路をふさぐよう前方に回り込み衝突させた。2人は転倒してけがを負ったが、そのまま逃走した。