京都地裁

京都地裁

 36人が死亡した京都アニメーション第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件で、殺人などの疑いで逮捕された青葉真司容疑者(42)の国選弁護人は3日、勾留決定に対する準抗告を棄却した京都地裁決定を不服として、最高裁に特別抗告した。

 また京都地裁に勾留理由の開示を2日付で請求したことも明らかにした。

 弁護人は特別抗告の理由として「接見交通権、防御権の侵害」などを上げている。青葉容疑者が逮捕された先月27日に京都地裁が10日間の勾留を認めたことに対し、弁護人は28日に「勾留の理由、必要性がない」として準抗告を申し立てたが、29日に棄却されていた。

 刑事訴訟法では、勾留の要件として証拠の隠滅や逃亡の疑いなどがある場合と定めている。府警によると、重度のやけどを負った青葉容疑者は自力歩行できず、食事や排せつも介助が必要な状態という。

 勾留理由開示は、逮捕された容疑者や弁護人らの請求に基づき、裁判官が公開の法廷で勾留決定の理由を説明する手続き。弁護人や容疑者らは10分以内で意見を述べることもできる。原則的に容疑者本人が出廷するが、病気などやむを得ない事情があれば不在も認められる。

 裁判所は基本的に請求から5日以内に期日を入れなければならない。青葉容疑者本人が出廷し、意見を述べるかどうかが注目される。