鴻ノ巣山の散策道にある花しょうぶ池で見頃を迎えたハナショウブ(城陽市寺田)

鴻ノ巣山の散策道にある花しょうぶ池で見頃を迎えたハナショウブ(城陽市寺田)

 京都府城陽市や住民団体「鴻ノ巣山を守る会」などが再整備する鴻ノ巣山(同市寺田)の散策道にある「花しょうぶ池」で、ハナショウブが見頃を迎えている。2年前の再整備後、初めて次々と紫の花が咲き誇り、「守る会」会長の梅川甚三郎さん(73)は「新緑に映える華麗な姿を見てほしい」と呼び掛ける。

 標高約118メートルの鴻ノ巣山は水度(みと)神社(同市寺田)の東側に広がり、散策道は多くの地元住民などがハイキングで訪れる。

 花しょうぶ池は約30年前、散策道北側ルートに設けられ、1990年代前半には、初夏のイベント「花しょうぶまつり」が開催されていた。その後、イベントが別会場に移され、手入れが行き届かなくなると、次第に池からハナショウブが減った。2000年と11年に整備をしたが、いずれも翌年以降に継続できず、花が育たなくなっていた。

 同市や守る会、城陽高校の生徒が2018年10月、池の本格的な再整備に乗り出し、株の植え替えをした。同高美術部が色とりどりのハナショウブを描いた看板を設置し、池を渡る木製通路も改修した。

 市内の造園業者などが管理を続け、今年5月下旬ごろ、池で育つ約400本のうち数輪が開花。6月初旬には、3割ほどが満開を迎えた。梅川さんは「池の名前にふさわしい花がやっと見られる。今後もハナショウブの手入れを続けたい」と話す。見頃は今月中旬ごろまで。