青葉容疑者

青葉容疑者

 36人が死亡した京都アニメーション第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件で、殺人などの疑いで逮捕された青葉真司容疑者(42)が、現場に持参したとされる包丁6本を事件の数週間前に購入していたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。京都府警捜査本部(伏見署)は、青葉容疑者が事件発生よりもかなり早い段階で京アニを襲撃する計画を立てていた可能性があるとみて、捜査している。

 捜査関係者によると、青葉容疑者は自宅アパートのあるさいたま市内の量販店で、包丁6本を一括して購入したという。
 これまでの捜査関係者の説明では、青葉容疑者は逮捕後の調べに「当初は包丁で襲うつもりだった。さいたま市から持ち込んだ」と供述したとされる。京アニ事件の直後、包丁6本は第1スタジオ付近で発見されたが、社員を切り付けるなどの犯行には使用されなかったという。青葉容疑者の逮捕容疑には銃刀法違反も含まれている。
 青葉容疑者は事件3日前の昨年7月15日、包丁を所持したまま新幹線に乗り、京都に入った。17日には宇治市内でガソリン携行缶を二つ購入していた。捜査関係者によると、「ガソリンを使えば多くの人を殺害できると思った」「たくさんの人が働いている建物(第1スタジオ)を狙った」とも供述しており、事件の前日までには殺傷能力の高いガソリンを使った放火に犯行手段を変更したとみられる。
 捜査関係者によると、青葉容疑者は犯行動機について、複数の京アニ作品を挙げた上で「自分が応募した小説が盗用された。京アニが許せなかった」という趣旨の供述をしているという。