児童急増が問題となっている城山台小(木津川市城山台)

児童急増が問題となっている城山台小(木津川市城山台)

 京都府木津川市の教育委員会はこのほど、城山台小(同市城山台)の児童数急増を受けた対策について発表した。他の市立小への就学を認める「学校選択制」の導入や第2体育館の建設など、子どもたちの教育環境を確保するための施策をまとめた。

 城山台地区は、自然環境が豊かで立地がよく人口が急増。同小の児童数はピークを迎える2025~26年度には約1800人、50~55クラスに上ると推計されている。
 学校選択制については、21年度から導入する。人数や申請方法など詳細はまだ決まっていないが、7~8月に保護者への文書配布や市広報などで周知を行うという。
 市教委は学校選択制について、2月に行った住民説明会では「検討していない」としていた。今回、導入を決めた経緯について、市教委は「3月市議会の付帯決議で学校選択制に触れられた点を踏まえた」としている。
 教室不足が発生することから敷地内に建設を進める新校舎は、5月27日から第1期の工期に入った。21年3月完成で、新年度から2、3年の児童が利用する予定。職員室や保健室なども整備し、現在の校舎とは独立した組織運営を行うという。
 分離新設を行わない理由について市教委は「新学舎を設置し施設設備面、教職員指導体制を充実することがより適切」としている。
 また、休憩時間の遊び場を確保するため、現在の駐車場に第2体育館を建設。5、6年の体育の授業は城址公園グラウンドを利用するため、専用スクールバスを配備するとしている。
 森永重治教育長は「児童の多様性を生かし、安全な教育環境確保のための対策を進めていきたい」としている。