新型コロナウイルス対策で、口元を覆う「覆面」を着けて梅の実を収穫する巫女(5日午前10時9分、京都市上京区・北野天満宮)

新型コロナウイルス対策で、口元を覆う「覆面」を着けて梅の実を収穫する巫女(5日午前10時9分、京都市上京区・北野天満宮)

 京都市上京区の北野天満宮で5日、梅の実の採取が始まった。境内にはふっくらと育った梅がたわわに実り、新型コロナウイルス対策のため、口元を覆う神事用の「覆面」を着けた巫女(みこ)が1粒ずつ摘み取ってはかごに入れた。

 境内には約50種1500本の梅の木が植えられている。樹種によって実の大小があり、毎年約2トンを収穫する。今年も例年並みの収量を見込むが、感染防止のため神社職員のみで収穫作業にあたるため、10日ほどかかるという。

 作業を見守った橘重十九宮司は「今年も豊かに実ったと聞いている。厄災よけの信仰を集める天満宮の梅をいただくことで疫病封じの支えとしていただければ」と話した。

 収穫した梅は梅雨明けまで塩漬けで保存したあと土用干しを行い、年末には新年の縁起物「大福梅」として参拝者に届けられる。