6人抜きの力走を見せた京都のアンカー阪口(広島市・平和記念公園前)

6人抜きの力走を見せた京都のアンカー阪口(広島市・平和記念公園前)

 天皇杯第24回全国都道府県対抗男子駅伝は20日、広島市の平和記念公園前発着の7区間48キロのコースで行われ、福島が2時間19分43秒で初優勝を飾った。初の頂点を狙った群馬は2位、長野が3位に入った。前回23位の京都は2時間21分45秒で13位、滋賀は2時間24分19秒で33位だった。

 ゴールに飛び込んだ京都の阪口はその場で振り返り、走ってきた平和大通りに一礼。そして天を仰いだ。「入賞に導きたかった。詰めの甘さが出た」。レース後の第一声に悔しさがにじんだ。

 人生初の大役となったアンカー。福岡国際マラソンを制した服部勇馬(愛知、トヨタ自動車)から3秒遅れの19位で駆け出すと、前半から高速ペースで9キロまでに6人を抜いた。ただ服部を追うあまり、「速く入りすぎて、ラスト3キロであと一踏ん張りができなかった」と明かす。

 前回23位の悔しさをばねに、チームは「最低でも入賞」を目標に臨んだ。1区三浦は「風が強く、後半のスパート勝負に気持ちを切り替えた」と冷静な走りで5位と好発進。続いて光ったのが中学生2人の奮闘だ。

 2区村尾は「落ち着いて走れた」と順位を一つ上げ、流れを引き継いだ。3~5区の失速を盛り返したのは6区の宮本(泉川中)。「とにかく前だけを見た。3000メートルの自己ベストが出たのでうれしい」と区間2位の力走を素直に喜んだ。

 「力を出し切れなかったところもあるが、最後に順位を上げるなど次につながるレースができた」と中井監督。平成最後の安芸路で課題と収穫をかみしめた。