滋賀県内の木材や麻織物を使ってスピーカーを作った青柳代表(彦根市肥田町)

滋賀県内の木材や麻織物を使ってスピーカーを作った青柳代表(彦根市肥田町)

 滋賀県彦根市の手作りオーディオのメーカーが県内の木材と伝統工芸の麻織物を使ったスピーカーを発売した。天然材による自然な音の響きや家具のようなデザイン性が特徴で、「地元に根ざした製品ができてうれしい」としている。

 開発したのはホラオーディオ(同市肥田町)の青柳亮代表(45)。兵庫県出身の青柳さんは日本とイギリスで木工を学んだ。家具職人を経て、音楽好きが高じて同社を立ち上げた。「出身である関西の静かな環境で」と2015年から同市に拠点を構えている。
 新商品「NORM(ノルム)」は箱形で高さ30センチ。2台1組で再生するステレオ式。県内産のクリやコナラなどの広葉樹の無垢(むく)材を全体に使い、ネット部分は愛荘町の伝統工芸品の麻織物を採用した。
 一般的なスピーカーよりも電子部品を省き、内部構造を通じて音質調整することで音源に近い形の再生にこだわっている。
 青柳さんは「住んで好きになった土地だからこその発想ができた。音の良さはもちろん、素材の色や風合いを感じながら愛用していただきたい」としている。
 7月12日に愛荘町のゆめまちテラスえちで試聴会を予定している。ホラオーディオ0749(43)3090。