日米共同訓練について、住民に説明する防衛省の担当者ら(20日午後7時5分ごろ、高島市・市産業物産プラザ)

日米共同訓練について、住民に説明する防衛省の担当者ら(20日午後7時5分ごろ、高島市・市産業物産プラザ)

 2月4~15日に滋賀県高島市の陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場で実施される日米共同訓練について、市民対象の説明会が20日夜、市観光物産プラザ(同市新旭町旭1丁目)であった。防衛省の担当者らは「安全対策を徹底する」と強調したが、住民からは「納得できない」と疑問や批判の声が上がった。

 演習場周辺の自治会長をはじめ、一般市民ら約50人が出席。近畿中部防衛局や陸自中部方面総監部の担当者らが、輸送機オスプレイが最大4機参加する訓練の概要やスケジュールについて説明した。また、昨年11月に演習場で起きた砲弾誤射事故を受け、住居や公共施設が隣接する周辺環境について、日米双方の隊員に周知すると述べた。

 出席した市民からは「誤射について住民への十分な説明がない」、「実施の約2週間前の説明会では遅すぎる」など防衛省側の対応を批判する声が上がった。

 オスプレイの飛行ルートを問う声に、担当者は「現時点で示せないが、市街地上空は避けると承知している」と説明。しかし、2013年の共同訓練では、天候の悪化を受け、市役所付近を飛行したことを挙げ「訓練は認められない」と指摘する意見も出た。

 一方、同日昼に市役所で行われた市議、地元県議対象の説明会では、市議から「米軍との連携は国防上大切」と肯定的に受け止めたうえで「誤射問題がアレルギーとなっている」と地域の不安に配慮を求める意見もあった。訓練は、沖縄県の基地負担軽減を目的にした訓練移転の一環で、陸自と米海兵隊員計約940人が参加する。