新型コロナウイルスの感染予防でトイレが注目されている。感染のリスクが比較的高い場所とみられるからだ。
 集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を研究者が調べたところ、感染者の部屋でウイルスの痕跡が多く検出されたのがトイレの床だった。症状がない人の部屋からも検出されている。

 このウイルスは感染者の排せつ物にも含まれることが分かっている。政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は、5月に事業者向けに示した注意事項の中で、トイレ使用後はトイレのふたを閉めて流すよう表示を、と求めた。

 接触感染を防ぐには、トイレ使用後にせっけんで手洗いをするとともに、便座、水を流すレバーなど直接触れる箇所の拭き掃除と消毒を小まめに行うことが大切。
 消毒は次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤を0・05~0・1%の濃度に薄めて使う。