禅と茶の湯の深いかかわりを紹介する「茶の湯」展(4日午後2時20分、京都市上京区・相国寺承天閣美術館)

禅と茶の湯の深いかかわりを紹介する「茶の湯」展(4日午後2時20分、京都市上京区・相国寺承天閣美術館)

 茶の湯と禅のかかわりを見つめる「茶の湯-禅と数寄」展(京都新聞など主催)の内覧会が4日、京都市上京区の相国寺承天閣美術館で開かれた。同寺に伝えられてきた茶道具の名品などを通し、多様性をもって広がった姿を紹介している。5日から開催。
 同寺の600年以上の歴史の中で、祈りとともに受け継がれてきた茶の湯のありようを紹介するために開く。大陸から伝来した喫茶文化が、唐物中心の茶から千利休らのわび茶に移り、後水尾上皇を中心とした文化サロン、近代数寄者の茶に至る変遷をたどる。
 「玳玻(たいひ)散花文天目茶碗」(国宝)や茶を供する姿も描かれた「羅漢図」(重要文化財)などで禅宗に息づいた茶文化を示しているほか、床に掛けられた書画の名品が並ぶ。また、相国寺95世鳳林承章(ほうりんじょうしょう)の33年間に及ぶ日記「隔蓂記(かくめいき)」に登場する茶碗や竹花入なども、日記とともに展示する。
 同展はI期は12月22日まで、II期は2020年1月11日~3月29日で会期中無休、有料。