足場の上で毛繕いをしたり水田を泳いだりするアヒルのひな(南丹市園部町大西)

足場の上で毛繕いをしたり水田を泳いだりするアヒルのひな(南丹市園部町大西)

 京都府南丹市園部町大西の水田に約350羽のアヒルのひなが放たれている。無農薬農法の一つとしてアイガモの代わりに取り入れられ、7日も晴天のもと、日なたぼっこをしたり、せわしなく泳いだりと、かわいらしい姿を見せていた。

 ひなを飼っているのは、5ヘクタールの田んぼで完全無農薬のコメを育てる小畠寛さん(82)。従来はアイガモ農法に取り組んできたが、アヒルは飛んで逃げず、成長が早くて食肉用にしやすいため、昨年から替えた。

 また、アイガモと同様に水田で虫を食べ、土を脚でかき回して雑草を生えにくくし、栄養を行き渡らせる。そのため、農薬を使わずコメを育てることができるという。

 今月下旬には、稲が植えられた約30枚の水田にひなを移す。小畠さんは「一生懸命泳いでいるのを見ると癒やされる。アヒルを使った農法を地域に広めたい」と話していた。