滋賀県庁(大津市)

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 滋賀県の三日月大造知事は4日、豚コレラ対策として県内の飼育豚にワクチンを接種すると発表した。滋賀を含む感染地域をワクチン接種の「推奨地域」に設定する国の防疫指針改定を待って、10月下旬をめどに開始する。

 接種は県全域の飼育豚が対象。初回は県の家畜防疫員が、生後間もない子豚や出荷直前の肥育豚を除く全頭にワクチンを注射する。その後も月1~2回、農場に子豚が導入されるタイミングなどに合わせて実施。ペットとして飼われているミニブタや農業公園の飼育豚約30頭も対象で、年1万頭の接種を見込む。手数料は一部、飼い主負担となる。
 三日月知事は「ワクチンを接種した豚を食べても問題なく、人には感染しないとしっかり伝えることが重要」と、風評被害の防止に注力する考えを述べた。今後、家畜防疫員の増員などに必要な予算を県議会に提案する。
 県は2日に県内の養豚農家の意向を確認。5戸全てが接種を希望した。
 これまでに飼育豚と野生イノシシの感染が確認されたのは埼玉、福井、長野、岐阜、愛知、三重の6県。野生イノシシの感染が確認されたのは滋賀、群馬、富山、石川の4県。