京都地裁

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 福知山市で生後約9カ月の三女に暴行を加え、脳を損傷させたとして傷害罪に問われた女(31)の判決公判が8日、京都地裁であり、柴山智裁判長は「無抵抗の子に一方的に暴行を加えた」として、懲役1年6月(求刑懲役2年)を言い渡した。

 判決によると、女は2012年7月13日、福知山市の自宅で三女の頭部を激しく揺さぶるなどの暴行を加え、左手足のまひを伴う急性硬膜下血腫のけがを負わせた。
 被告は「バウンサー(乳幼児用いす)に乗せて、次に見たときは落ちていた」と事故によるけがを主張して無罪を訴えていた。柴山裁判長は、三女の診療に当たった医師らの意見から、高さの低いバウンサーからの転倒によるけがとは考えにくく、何らかの方法で頭部を強く揺さぶったり打ち付けたりしてけがを負わせたと認定した。動機についても「育児上のストレスと推察される」と指摘した。
 女は、13年に当時1歳7カ月になっていた三女に暴行を加え、窒息死させたとされる傷害致死事件で懲役4年6月の有罪判決が確定している。