種類豊富な弁当を取りそろえる「太秦弁当村」。開業した林社長(左)と浅井シェフは、新事業に期待をかける=京都市右京区

種類豊富な弁当を取りそろえる「太秦弁当村」。開業した林社長(左)と浅井シェフは、新事業に期待をかける=京都市右京区

 映画の街の京都市右京区太秦地区で5月下旬にオープンした持ち帰り弁当専門店「太秦弁当村」が、人気を集めている。映画やドラマの出演者やスタッフ用の「ロケ弁」を手掛ける弁当店など3店舗が15~20種類を販売しており、同村によると、連日100組を超える客が訪れている、という。

 東映京都撮影所に近い弁当店「穂久彩」の発案。同店は新型コロナウイルスの影響で撮影が中断され、観光客の減少によっても打撃を受けた。林幸平社長(42)が仕事で付き合いのあった飲食店に声を掛け、共同で弁当を売り出すことに決定。空き店舗を活用し、開業することになった。

 参加しているのは他に、「京の中華ハマムラ」(本社・左京区)、洋食の「浅井食堂」(同)。和洋中のバリエーション豊かな弁当が人気の理由で、緊急事態宣言の解除後も持ち帰りの需要は下がっていないという。

 林社長は「最近は駅弁など外から来る人を主な客層にしていたが、元々は地域への配達販売から始まった店。懐かしいと言って買いに来てくれる人も多く、想像以上の客数だ」と驚き、浅井食堂のオーナーシェフ浅井幸雄さん(41)は「駅や百貨店に出向かないと買えないような弁当が気軽に手に入ることが、地元の人に喜ばれている」と話した。今後、お好み焼き店「錦わらい」(本社・中京区)も加わる予定。

 弁当村はJR太秦駅から北に約450メートル。年内は無休で午前10時半~午後8時半まで営業。予約も可能。弁当村075(873)5757。