青葉真司容疑者(5月27日、京都市伏見区・伏見警察署)

青葉真司容疑者(5月27日、京都市伏見区・伏見警察署)

 36人が死亡した京都アニメーション第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件で、殺人などの疑いで逮捕された青葉真司容疑者(42)の勾留開示手続きが9日、京都地裁で開かれた。弁護人は、大阪拘置所に勾留されている青葉容疑者との接見を、体調不良を理由に何度も断られたことを明らかにし、身柄の拘束は「身体的、心理的負担が大きい」として、入院先での任意の取り調べに戻すよう意見を述べた。

 弁護人の説明では、逮捕翌日の5月28日以降、大阪拘置所に7回出向いて青葉容疑者に接見を求めたが、そのうち4回は拘置所を通じて体調不良を理由に断わられた。5月29日に初めて接見した際は、弁護人が青葉容疑者に対して「しんどいね」と投げかけたところ、うなずくしぐさを見せたという。

 手続きでは、青葉容疑者は事件で重度のやけどを負って自力歩行できず、ストレッチャーに乗せられた状態で出廷し、そのままの姿勢で応答した。鵜飼奈美裁判官は「第三者による罪証隠滅のおそれがある」と勾留理由を説明した。