好調だったルーキーイヤーを振り返る松田(京都市北区・京都ゴルフ俱楽部上賀茂コース)

好調だったルーキーイヤーを振り返る松田(京都市北区・京都ゴルフ俱楽部上賀茂コース)

 女子プロゴルフの松田鈴英(れい)(滋賀県彦根市出身)が、昨季から国内女子ツアーに本格参戦し、トップ10に10度、そのうちトップ3に4度、賞金ランキングで11位に入る活躍をみせた。ツアーシード権も獲得し、勢いに乗る20歳のホープは「今季は初優勝を」と意気込む。

 2017年、2度目のプロテストでトップ合格した。プロ2年目の18年は36試合、108ラウンドに出場し、大王製紙エリエールレディスオープン(11月)では、優勝した同期の勝みなみに次ぐ2位に入った。

 パワフルなドライバーショットが持ち味で、平均飛距離は248・01ヤードと昨季8位。ショットの精度も高く、パーオン率(規定打数より2打以上少ない状態でグリーンオンする確率)も72%超をマークした。

 ここ数年はパターの不調に悩んだが、昨季は右手に余分な力を入れない「クローグリップ」と呼ばれる握り方を取り入れ、スランプを乗り越えた。「シード権も取れたし、思った以上に良い結果」と充実した表情で語る。

 活動を支える父の直樹さん(54)や、アマチュアで活躍した姉の唯里さん(24)の影響で10歳からゴルフを始めた。地元を離れて福井工大福井高で腕を磨き、現在は黒宮幹仁コーチに師事する。プロ合格前、日野ゴルフ俱楽部(日野町)でアルバイトをしていたこともある。憧れは強さと人気を兼ね備えたイ・ボミ(韓国)で、「最近は年1度のペースで韓国にショッピングに行っている」と自身もおしゃれ好きだ。

 同期合格の勝、小祝さくら、新垣比菜とともに「黄金世代」とも呼ばれ、年末には日本ゴルフトーナメント振興協会の新人賞を4人そろって受賞した。「強い同世代のおかげで刺激を受けている。今季は初優勝と、賞金ランキング10位に入りたい」と力強く話した。