「もしサポ滋賀」を利用する来館者(草津市下物町・琵琶湖博物館)

「もしサポ滋賀」を利用する来館者(草津市下物町・琵琶湖博物館)

 滋賀県は、県内の施設やイベントで新型コロナウイルス感染者と接触した可能性がある人に無料通信アプリLINE(ライン)で注意喚起する追跡システム「もしサポ滋賀」の運用を10日から始めた。民間施設にも普及させ、流行第2波時のクラスター(感染者集団)封じ込めに役立てる。

 もしサポ滋賀は、施設やイベント会場に掲示されたQRコードを来場者がスマートフォンなどで読み取る。施設名・アカウント名・読み取り日時が県に送信され、後日、同じ日時に来場した人の中で感染者が判明した場合、県から注意喚起のメッセージが届く。

 注意喚起を受けた人は、メッセージに記載された帰国者・接触者相談センターに電話すれば、受診方法や検査の受け方、感染予防法を教えてもらえる。県は、感染者への聞き取りだけでは追跡できない濃厚接触者の把握に役立てる。

 10日は琵琶湖博物館(草津市下物町)のみで運用が始まり、館内2カ所の立て看板に描かれたQRコードを来館者がスマートフォンで読み取っていた。栗東市綣から家族3人で訪れた女性(41)は「博物館を訪れる際に安心。コードを読み取る看板がもう少し分かりやすい所にあれば」と話していた。

 県は、もしサポ滋賀を各県立施設に今後広げる。県ホームページからQRコードを手軽に発行でき、「来場・来店者の安心にもつながる利点がある」(防災危機管理局)と、飲食店やスナックなどの夜の店、ライブハウスといった民間への普及も進める。

 追跡システムは、京都市や大阪府もコロナ対策で導入している。

 問い合わせは県新型コロナ対策相談コールセンター077(528)1344(平日午前9時~午後5時)。