明智光秀が祭られている御霊神社の前でポーズを決める光秀くんとひろこさん(京都府福知山市中ノ)=福知山観光協会提供

明智光秀が祭られている御霊神社の前でポーズを決める光秀くんとひろこさん(京都府福知山市中ノ)=福知山観光協会提供

 戦国武将・明智光秀のNHK大河ドラマ化決定を受け、福知山観光協会のゆるキャラ「光秀くんとひろこさん」の人気が徐々に高まっている。イベントの出演依頼や版権使用の問い合わせが増え、2020年の放映開始に向けて人気キャラクターへの“下克上”を目指している。

 キャラクターは、福知山城を築城したとされる光秀と、その妻の煕子(ひろこ)をモチーフに00年に登場。「忍たま乱太郎」で知られる漫画家・尼子騒兵衛さんが作画を担当した。「逆臣のイメージとは真逆の、穏やかな笑顔がチャームポイント」(観光協会)という。

 長らくイラストのみのキャラで、地味な存在だったが、14年秋に着ぐるみを製作。市内の催しや祭りなど、年間15件ほどのイベントに出演してきた。

 大河ドラマ化が決まった昨年は大阪や名古屋など21件のイベントに出演。さらに、出演依頼があったものの、演者を務める観光協会職員の都合などで参加を見送ったことが10件ほどあったという。

 また、京都市内や大阪の企業から、土産物のパッケージなどでイラストを使いたいという相談も5件ほど寄せられた。市外からの版権に関する問い合わせはこれまでにはなかったといい、大河ドラマ効果が着実に押し寄せてきている。

 観光協会では、キャラクターの公式インスタグラムを開設して、全国に向けたPRにも乗り出している。職員の小松遼太さん(32)は「今年は関東圏のイベントにも積極的に出演して、福知山やキャラクターのPRを行いたい。目指すはひこにゃんのような愛されキャラ。三日天下にはなりませんよ」と意欲をにじませた。