慢性的に不足している児童館などの職員を確保するため、京都市児童館学童連盟(南区)は21日、全国初の「人材マッチングセンター」を立ち上げた。新規採用や就職先の情報を提供し、事前に登録した各施設に人材を紹介する。市と市内の2大学と連携し、各施設で学生のインターンシップ(職業体験)を受け入れる事業にも乗り出す。

 2015年に始まった子ども・子育て支援新制度は、児童館などの学童保育事業に対し、一定の研修を受けた放課後児童支援員の配置を義務付けたが、ニーズの急増や学童保育業界全体の低賃金を背景に全国的に担い手が不足している。

 これまで各施設の職員採用活動は、同連盟ホームページの求人欄やハローワークなどを使っていたが、人材マッチングセンターは厚生労働省の「無料職業紹介事業」の認可を得て就職のあっせんを一手に引き受ける。学童保育についてPRし、人材育成も図る。

 市と京都造形芸術大(左京区)、京都橘大(山科区)と連携し、学生を対象にしたインターンシップの仕組みを構築する。同連盟によると、勤務日数は11日間で、学生には一定の報酬を支払う。別の日には研修や総括も実施し、学生の学びの向上につなげる。

 21日に中京区の市役所で4者による連携協定締結式があった。同連盟の山手重信会長は「質の高い人材育成につなげ、地域のニーズに応えていきたい」と意気込みを見せ、門川大作市長は「市内の学童保育の待機児童は7年連続ゼロ。担い手を確保して継続していきたい」と話した。