布マスクの寄付で入浴料が無料になるキャンペーンの案内と、既に集まったマスク(京都市伏見区・伏見力の湯)

布マスクの寄付で入浴料が無料になるキャンペーンの案内と、既に集まったマスク(京都市伏見区・伏見力の湯)

 京都市伏見区の「伏見力の湯」など京阪神の3府県でスーパー銭湯を展開するメゾネット(中京区)は、政府が各世帯に配布している布マスクと引き換えに、入浴料を無料にする取り組みを進めている。マスクは自治体に寄付し、福祉施設などで役立ててもらう。

 政府配布の布マスクは、安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」にちなんで「アベノマスク」ともやゆされる。3府県では5月中旬から配られているものの、市販マスクの品薄状態は解消されており、同社は布マスクが不要になる家庭があると予想。一方、第2波に備え、福祉施設には十分な備蓄が必要と考えて企画した。
 同社が運営する3カ所のスーパー銭湯は、各府県の要請で4月中旬から約1カ月間休業した。再開後はロッカーを一つおきに使うよう促し、消毒なども徹底しているが、以前ほどに客足は戻っておらず、誘客につなげる狙いもある。
 配布された2枚1セットの布マスクを渡すと、大人1人分の入浴料(450~920円)が無料になる。8日のキャンペーン開始から3日間で、3カ所で計100セット(200枚)ほど集まった。長尾俊幸社長(60)は「銭湯は人と人とが交わる場。訪れる人同士の交流はもちろん、マスクの使い道に困る人とマスクが必要な人の接点にもなれれば」と話す。
 30日まで。マスクは未開封が条件で、サービスは1人1回。寄付先は京都府や大阪府枚方市を想定しているが、30日時点で受け付けていない時は他の自治体に贈る。