滋賀県警本部(大津市)

滋賀県警本部(大津市)

 滋賀県警は、オレオレ詐欺などの特殊詐欺が連続発生した際、県内の金融機関に一斉に注意喚起の電話をかけるとともに、犯行に使われた携帯電話に警告メッセージを発信するシステム「安心安全コール事業」をこのほど始めた。両方のシステムを稼働させるのは全国初という。

 息子をかたる電話など、特殊詐欺の予兆電話や実際の被害を短期間に連続して県警が確認した場合、県内の全金融機関約660店舗に自動音声で予兆電話や被害の発生を伝え、窓口や現金自動預払機(ATM)で詐欺グループへの振り込みを防ぐ。

 また、犯行に使われた携帯電話を特定できた場合は、その端末に「滋賀県警はこの電話を詐欺事件に使われたと認定した」という趣旨の警告メッセージを自動音声で流し、犯人に使用を思いとどまらせる。

 県警は、1300万円をかけてシステムを構築した。県内の特殊詐欺被害は昨年1月から11月までの間に96件発生し、計2億5730万円が詐取されている。