滋賀県警

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 滋賀県東近江市の湖東記念病院で患者を死亡させたとして、殺人罪で懲役12年の判決を受けて服役した元看護助手西山美香さん(40)が3月、無罪判決(確定)を受けた再審を巡り、滋賀県警に、西山さんへの謝罪や捜査の反省を求める意見など約250件が寄せられていることが11日分かった。

 京都新聞社が、再審開始を認める決定が出た2017年12月~今年5月28日までの「警察安全相談簿」と「同病院事件に対する意見等一覧表」を県警に情報公開請求し、大半が黒塗りで示された。県内外から電話やメールなどによる計246件の声があった。
 詳細は「個人が識別される恐れがある」として全て黒塗りで半数が内容不明だが、西山さんに謝罪を求める意見が19件、取り調べた刑事への苦情や意見19件、県警への苦情や文句41件などだった。無罪判決が出た今年3月31日以降が211件と大半で、判決当日には、反省を求める意見など16件が届いていた。
 件名には「なぜ謝罪しないのか」「(関係者の)処分はないのか」「弱いものいじめはやめるべき」「県警は今後、どうしていくのか」「子どもにどのように教育したらいいのか」などがあり、検察への批判もあった。4月の定例会見で県警が無罪判決に関する質問を拒否する姿勢だったことへの批判なども9件あった。
 県警の滝澤依子本部長は4月と5月の定例会見で無罪判決について「真摯(しんし)に受け止める」などと述べるにとどめ、西山さんに謝罪などはしていない。