読経や奉納演奏が行われた「八橋祭」(京都市左京区・常光院)

読経や奉納演奏が行われた「八橋祭」(京都市左京区・常光院)

 京都の銘菓「八ッ橋」の名の由来とされる箏曲の名手・八橋検校をしのぶ法要がこのほど、京都市左京区の二つの寺で営まれた。例年、舞踊の奉納なども行われるが、今年は新型コロナウイルス対策で、仏事を中心にして催した。

 八橋検校(1614~85年)は江戸初期に活躍し、近世箏曲の祖とされる。菓子業者が命日に合わせ、1949年から法要を営む。
 法然院では、聖護院八ッ橋総本店(左京区)が「八橋忌 三百三十六回忌」を催した。来賓は招待せず、同社の役員9人のみが参列し、焼香した。
 検校の墓がある金戒光明寺塔頭の常光院では、井筒八ッ橋本舗(右京区)が「八橋祭」を開き、例年の半数の約20人が焼香。関連の催しも箏曲の奉納演奏のみにとどめた。