大阪高裁

大阪高裁

 京都府城陽市が大型複合文化施設「文化パルク城陽」(同市寺田)を民間企業に売却し、賃借して使用するのは違法だとして、住民が市の処分の無効確認を求めた訴訟の判決が12日、大阪高裁であった。小西義博裁判長は、京都地裁一審判決を支持し、住民側の控訴を棄却した。


 判決では、文化パルクを市がセール・アンド・リースバック方式での契約締結を目的に、市有財産としての用途を廃止した市長の判断は「裁量権の逸脱またはその乱用があったとは認められない」とした上で、「違法にはならない」と原告の主張を退けた。
 判決後の集会で原告団の皿木睦夫さん(75)=同市寺田=は「(判決内容は)大いに不満。最後まできちんと決着をつけたい」とし、上告する方針を示した。市は「主張が認められ、当然の判決結果」とするコメントを出した。
 市は2018年2月、文化パルクを80億円でNTTファイナンス(東京)に売却し、年間約4億円の賃借料を25年間支払った後、所有権を市に戻す契約を結んだ。