御霊神社で福知山踊りを舞う踊り手たち(京都府福知山市)

御霊神社で福知山踊りを舞う踊り手たち(京都府福知山市)

 明智光秀ゆかりの伝統芸能「福知山踊り」が13日、光秀をまつる御霊神社(京都府福知山市中ノ)で初めて奉納された。福知山踊振興会の会員が、この地を治めた名君への感謝や、新型コロナウイルスの影響で放送休止中の大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の早期再開への願いを込め、優雅に舞った。

 福知山踊りは、光秀による福知山城築城の際、石や材木を運んだ時の掛け声や動作が由来になったとされる。今年で設立40周年を迎えた振興会が、その記念と大河ドラマへの思いから、地元に光秀の命日と伝わるこの日に同神社に奉納した。

 9人の踊り手は社務所内で地方の演奏に合わせ、「ドッコイセ」と掛け声を出してゆったりとした踊りを披露。雨脚が弱まると、拝殿前でも舞った。振興会の田村卓巳会長(66)は「光秀無念の涙雨」と苦笑いしながら、「(コロナ対策で披露する場が限られる)厳しい状況ではあるが、踊りが続いていくよう見守ってもらいたい」と話した。