新型コロナウイルス対策として2台のうち1台の使用を制限したベビーベッド(京都市下京区・藤井大丸)

新型コロナウイルス対策として2台のうち1台の使用を制限したベビーベッド(京都市下京区・藤井大丸)

 「新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除された後、百貨店に出掛けると授乳スペースが閉鎖されていた。泣く娘を目の前に困り果てました…」。京都市在住の母親(31)から、京都新聞社の双方向型報道「読者に応える」のLINE(ライン)にこんな投稿が寄せられた。子育て中の親にとって、授乳やおむつ交換ができるベビー休憩室や、親子の遊び場などの乳幼児向け設備は、外出先選びの重要なポイントだ。コロナ対策を続ける京都府・滋賀県の百貨店やスーパーの対応を調べた。

■「使用可否 周知して」

 女性は5月末、友人の出産祝いと内祝いを買うために百貨店を訪れた。オンラインでの注文も考えたが「大切な人への贈り物なので実物を見たかった」と1月に産まれたばかりの娘を連れて出掛けた。
 「小さな子どもにとって授乳やおむつ替えは大人のトイレと同じくらい大事」といい、外出時はインターネットやスマートフォンのアプリを活用し、事前に店の設備を調べている。百貨店はミルクを作るためのお湯を使えるなど設備が充実しており「安心して来られる」と信頼は厚かった。
 ただ、今回は買い物中に泣き出した子どもをなだめようと授乳室に着いた時に初めて閉鎖を知った。別階の人目の付かない場所でミルクをあげて事なきを得たが「初めて子育てする母親だと子どもが泣いてしまうと焦る。お店も探り探りだと思うので(閉鎖の)対応は理解できるが、ホームページ(HP)でも見つけきれなかった。しっかり案内してほしい」と訴えた。