大津地裁

大津地裁

 滋賀県警彦根署の交番で昨年4月、19歳だった巡査(20)=殺人罪などで起訴、懲戒免職=が上司の警察官を拳銃で射殺した事件で、大津地裁で開かれる裁判員裁判で、元巡査は心神耗弱状態だったとして、弁護側が刑の減軽を求めることが22日、弁護側関係者への取材で分かった。

 弁護側関係者によると、昨秋から元巡査を精神鑑定し、昨年12月に結果が判明したという。犯行当時、元巡査は心神耗弱状態で判断力が低下しており、責任能力は限定的だったと主張する方針。公判では、鑑定人への質問も行う。上司を射殺したことなど事実関係は争わない、という。

 大津地検は、元巡査について完全責任能力を問えると判断しており、公判では犯行当時の精神状態が主要な争点の一つになるとみられる。

 起訴状では、元巡査は昨年4月11日午後7時47分ごろ、同署河瀬駅前交番(彦根市南川瀬町)で、拳銃を2発発射し、井本光(あきら)巡査部長(41)=警部に昇任=の後頭部と背中に命中させて殺害。パトカーで逃走し、不法に拳銃と実弾3発を所持したとしている。

 初公判は今月30日に開かれ、2月8日に判決が言い渡される。