吉祥院天満宮の拝殿前に設置された金色の牛のオブジェ。胴の下をくぐったり、体の各部位をなでたりできる(京都市南区)

吉祥院天満宮の拝殿前に設置された金色の牛のオブジェ。胴の下をくぐったり、体の各部位をなでたりできる(京都市南区)

 学問の神として知られる菅原道真をまつる京都市南区の吉祥院天満宮に15日、金色の牛のオブジェがお目見えした。繊維強化プラスチック(FRP)製で幅3・2メートル、高さ1・3メートルあり、参拝者が胴の下をくぐったり体をなでたりできる。
 道真が丑(うし)年生まれであることや牛を乗り物として愛用したとの伝承などから、北野天満宮(上京区)など道真をまつる神社には、牛の像が置かれている。吉祥院天満宮には、道真が牛に乗る際に使ったとされる鞍(くら)が社宝として伝わっている。
 同天満宮にも2体の石像があり、なでた箇所と同じ体の部位に御利益があるとされる「なで牛」として親しまれているが、ひびが入るなどしてきたため、オブジェの製作を地元の造形会社「百寶堂(ひゃくほうどう)」に依頼した。
 15日には設置場所の拝殿前で式典があり、石原定祥宮司(67)が入魂した後、製作会社の百海(どうかい)善市郎社長(84)や氏子役員らが除幕した。
 感染対策として、オブジェの近くにはアルコール消毒液を置く。石原宮司は「新型コロナウイルスの影響は社会に残っている。お参りして心を落ち着けてもらえれば」と話した。