雨にぬれたコケの上に落ちたナツツバキの花(15日、京都市右京区・東林院)

雨にぬれたコケの上に落ちたナツツバキの花(15日、京都市右京区・東林院)

 はかなさの象徴として平家物語にも記されている「沙羅双樹(さらそうじゅ)」(ナツツバキ)の花が、京都市右京区の妙心寺塔頭・東林院で見頃を迎えている。梅雨の長雨で濃さを増したコケに白い花が落ち、参拝者が静かに鑑賞している。
 朝に咲いた花が夕方には散る。境内には約30本が植えられ、先月末ごろから花を咲かせ始めた。15日には庭園の特別公開が始まった。
 新型コロナウイルス感染予防のため間隔を空けて座った参拝者が、雨上がりの庭に咲く姿を眺めている。夫婦で訪れた男性(59)は「コケの緑と花の白のコントラストが素晴らしい」と話した。有料の特別公開は30日まで。