簡易型河川監視カメラが撮影した京都市北区を流れる天神川の様子(京都府提供)

簡易型河川監視カメラが撮影した京都市北区を流れる天神川の様子(京都府提供)

 集中豪雨や台風による中小河川の氾濫に備えるため、京都府は管理する102河川の計122カ所に「危機管理型水位計」を、50河川の計58カ所に「簡易型河川監視カメラ」を設置し、6月中旬から本格運用を始めた。水位の観測データや河川状況の画像を活用して監視体制を強化し、ホームページ(HP)で住民に公表して早期の避難を促す。


 近年は全国で中小河川の水害が頻発し、京都府では2018年の西日本豪雨で福知山市の蓼原川で内水氾濫が起きている。
 危機管理型水位計は過去に水害が発生したり、その危険性があったりする場所を選定した上で、18年度に62カ所、19年度に60カ所で設けた。平常時は1日1回の計測だが、大雨によって一定の水位に達すると10分ごとに計測する。
 簡易型河川監視カメラは19年度に整備した。5分ごとに静止画像をデータで配信できる。
 これまでは18年度に設置した62カ所の水位計データは国土交通省関連のHP上で公開されていたが、16日からは京都府HPの「府河川防災情報」で水位や画像の全情報を閲覧できる。
 府砂防課は「リアルタイムで身近な川の水位情報を得て、速やかな避難をしてほしい」としている。住民の避難行動を地域が事前に定めておく「避難行動タイムライン」に、データや画像が活用されることも期待している。