新調された「紅葉狩」の鬼の衣装(京都市中京区・壬生寺)

新調された「紅葉狩」の鬼の衣装(京都市中京区・壬生寺)

 京都市中京区の壬生寺は22日、「壬生さんのカンデンデン」として知られる壬生狂言(国重要無形民俗文化財)の「紅葉狩」で使用する新しい衣装を発表した。もみじの葉を散らした薄い緑色の着物で、春の公演から使用する。

 紅葉狩は鬼が美女に化けて、武将平維茂(これもち)を酒宴に誘う物語。今回は鬼役が打ち掛けの下に着る衣装を新調した。

 友禅作家澤井豊泉さん(65)=右京区=が手掛け、大阪府東大阪市の呉服商とその客ら約90人が寺に寄進した。「青すす竹色」と呼ばれる色で染められ、裾には山並みや、紅葉狩にちなみ青もみじが描かれている。

 澤井さんは「山並みの遠近感を濃淡だけで描くのに苦労した」と話した。壬生寺の松浦俊海貫主(84)は「上品で演目にあった柄でありがたい」と感謝を伝えた。

 4月29日~5月5日の壬生大念仏会での公演から使用する予定。有料。