行方不明者など現場の状況を海上自衛隊の連絡員(左)に伝える8管担当者(舞鶴市下福井・舞鶴港湾合同庁舎)

行方不明者など現場の状況を海上自衛隊の連絡員(左)に伝える8管担当者(舞鶴市下福井・舞鶴港湾合同庁舎)

 京都府舞鶴市の第8管区海上保安本部と海上自衛隊舞鶴地方総監部はこのほど、舞鶴港湾合同庁舎(同市下福井)で、大雨時の災害を想定した共同訓練を行った。参加者は災害発生時の情報連絡体制や人命救助の手順を真剣な表情で確認した。


 総監部と第2、8、9管区海上保安本部による「海上における災害派遣に関する協定」に基づく訓練。相互援助や情報交換の手続きを明確化した申し合わせ事項を2月に締結したのを受け初めて実施し、約50人が参加した。
 訓練は、土砂崩れで孤立する集落が発生したほか、由良川や高野川で行方不明者を確認。8管からすぐ潜水士を出せない中、総監部に自衛隊の連絡員と捜索隊の災害派遣を要請する想定で行った。
 8管のある同庁舎では、担当者から行方不明者や巡視船艇配備の情報など現場の状況の説明を受けた連絡員が、総監部に専用回線で内容を伝えた。
 総監部の武内智秀3等海佐は「(海保が使用する)岸壁の利用申請など申し合わせ事項の手順を確認でき、有意義な訓練となった」と話した。