学校が全面再開され教室で授業を受ける生徒たち(15日午前、京都市中京区・朱雀中)

学校が全面再開され教室で授業を受ける生徒たち(15日午前、京都市中京区・朱雀中)

 新型コロナウイルス対策の臨時休校を終えて分散登校などを続けていた京都市立小中学校が15日に全面再開され、中学校では部活動も行われた。マスク着用や手洗いの徹底などコロナ対策と学びを両立させる「新しい様式」での学校生活が始まった。

 中京区の朱雀中では午前8時すぎからマスク姿の生徒たちが続々と登校した。これまでは各クラスを出席番号の偶数、奇数で二つに分けて登校がかぶらないようにしていた。3年3組では27人全員が教室にそろい、生徒は「全員がそろった方が授業も早く進む」と喜んだ。

 授業は窓を開け、飛沫(ひまつ)防止で質問に対する生徒の回答にはホワイトボードも活用された。男子生徒(14)は「最近は復習ばかりで予習ができていないのでクラスのみんなと差ができたかもしれない。放課後の学習会などで取り戻したい」と話した。

 南区の洛南中では文化系と運動系の計19クラブの大半がこの日から練習をスタートさせた。野球部の3年男子(14)は「やっぱりうれしい。グラウンド全体を使ってみんなでできることをやりたい」と声を弾ませた。

 ソフトボール部は午後3時すぎに部員たちがグラウンドに集まった。約2カ月半ぶりに使うグラウンドを整備した後、フェースシールドを着用した顧問の指導でキャッチボールやティー打撃など基本的な練習に取り組んだ。

 小まめに水分補給をするなど熱中症にも注意しながら約2時間体を動かし、3年女子(14)は「1人での練習よりしんどかったけど楽しかったので気にならなかった」と汗を拭っていた。

 小学校でも教育活動が本格化し、上京区の翔鸞小では学習を回復させるための7時間授業が始まった。児童はマスクを着けたまま受けたが、休憩時間は少しだけ外したり水分補給をしたりして、梅雨の蒸し暑さをしのいでいた。