京都府警本部

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京都府警の警察官が強盗事件の容疑者に逮捕予定日を漏らしたとされる事件で、情報を教えた見返りに現金を受け取った疑いが強まったとして、府警捜査2課が近く、収賄の疑いで、東山署刑事課巡査長の池田大助容疑者(40)=地方公務員法違反(守秘義務違反)容疑で逮捕=を再逮捕する方針を固めたことが4日、捜査関係者への取材で分かった。
 池田容疑者は府警の調べに対し、地公法違反(そそのかし行為)容疑で逮捕された会社役員の男(49)から「現金を受け取った」と供述しているという。両容疑者の供述などから金額は100万円以上に上る可能性があり、府警が現金の受け渡し時期など事実関係の裏付けを進めていた。府警は会社役員の男についても贈賄の疑いで再逮捕する方針。
 捜査関係者によると、府警が会社役員の男を強盗と監禁容疑で逮捕する予定だった7月10日の未明から早朝にかけて、池田容疑者が無料通信アプリのLINE(ライン)で会社役員の男との間で計10回、メッセージを送受信した履歴が残っていた。府警はこの際に逮捕予定日を漏らしたとみている。ただ、両容疑者のスマートフォン端末にはメッセージ内容が残されておらず、2人が証拠隠滅のために消去した疑いもあるという。
 府警の説明では、強盗、監禁事件は3月12日に京都市東山区の飲食店で発生。暴力団事件を担当する組対2課と東山署が捜査に当たり、7月10日に会社役員の男を逮捕する予定だったが、男は行方をくらませ、1週間後に弁護士と同署に出頭して逮捕された。
 会社役員の男は、東山区の祇園地域でキャバクラなどを経営する会社の実質経営者。別件の傷害容疑で東山署に逮捕された昨年11月、捜査を担当した池田容疑者と知り合ったという。