京都大職員組合が設置した掲示板。約4時間後に撤去された(16日午後、京都市左京区)

京都大職員組合が設置した掲示板。約4時間後に撤去された(16日午後、京都市左京区)

 京都大職員組合は16日、2年前に京大の立て看板規定に基づいて撤去された組合の掲示板1枚を、京都市左京区の大学敷地内の同じ場所に設置した。約4時間後に大学当局に再び撤去されたため、組合活動への干渉で不当労働行為に当たるとして京都府労働委員会に救済を申し立てる方針。

 掲示板は計8枚あったが2018年5月、市屋外広告物条例に基づき京大が定めた規定により全て撤去された。同組合は原状復帰を求め当局と交渉してきたが、敷地外から見えない場所の2枚しか元に戻っていないという。
 この日設置したのは今出川通に面した敷地内の柵。掲示板に張られた声明では、面積や色彩は基準に適合し、労働組合活動のための屋外広告物は条例で認められていると指摘。「活動を学内外に広く知らせるのは数十年来の労使慣行。大学は条例の規定する以上に自由な活動の余地を狭めている」と訴えた。
 同日午後5時ごろに組合員が再撤去を確認し、駒込武委員長は「京大は組合活動に関わる権利を理解していないか、理解していても認めないようにしているとしか思えない」と批判している。