舞台上であいさつする岸田さん(京都市左京区・京都コンサートホール)

舞台上であいさつする岸田さん(京都市左京区・京都コンサートホール)

岸田繁さん作曲の二つの交響曲が連続演奏された京都コンサートホール(京都市左京区)

岸田繁さん作曲の二つの交響曲が連続演奏された京都コンサートホール(京都市左京区)

 京都出身の人気ロックバンド「くるり」のフロントマン岸田繁さんが作曲した二つの交響曲の連続演奏会がこのほど、京都市左京区の京都コンサートホールで開かれた。京都新聞創刊140年の記念事業で、京都市交響楽団(京響)常任指揮者の広上淳一さんが指揮し、ロックとクラシックの垣根を超えた音楽で約900人の聴衆を酔わせた。

 交響曲第一番は京響の創立60周年記念に作曲し、2016年に初演。第二番は18年に初演された。曲をイメージしやすくするため、第一番には「地球上の『蠢(うごめ)くもの』すべてが音符と化し語りだす全五楽章」、第二番には「メロディー(主人公)の挫折・葛藤・跳躍の全四楽章」との言葉が添えられた。
 演奏前に岸田さんと広上さんによる楽曲解説があり、岸田さんは第一番を「ブロックのおもちゃを与えられた子どものように、思いのままに夢中でつくった」と振り返り、広上さんは「初めて曲を手がけた葛藤や悩みを感じる」と評した。
 この後、第二番、第一番の順で演奏され、ゆったりとした導入から時に激しく、時に切ないメロディーなどさまざまな表現をみせる交響曲に来場者は聴き入っていた。終演後、岸田さんが舞台に登場すると大きな拍手が贈られた。