京都市内4百貨店の2018年の総売上高は、前年比0・5%減の2421億円だったことが23日、日本百貨店協会の集計で分かった。3年連続の落ち込みで、減少幅も前年を上回った。自然災害による国内外の客足減や個人消費の伸び悩みが影響した。

 減少幅は前年より0・4ポイント悪化した。主力の衣料品は、2・4%減の875億円。記録的な猛暑や暖冬の影響により、季節衣料品の動きが鈍かった。

 訪日客に人気の化粧品や貴金属を含む雑貨は10・7%増の398億円、身の回り品は2・0%増の287億円。中国の春節や国慶節に合わせた商戦が好調だった一方、昨年9月の台風で関西空港の機能が低下し、免税売り上げに大きな影響を及ぼした。

 大阪府北部地震や度重なる台風による休業や時短営業も響き、食料品は2・4%減、家庭用品は8・3%減など、9品目中7品目が前年を下回る結果となった。

 同日発表の昨年12月の売上高は、前年同月比1・1%増の285億7500万円で、2カ月ぶりのプラスだった。

 衣料品は横ばい。暖冬の影響により、コートやダウンジャケットなど重衣料の動きの悪い状態が続いた。アクセサリーやバッグ、靴などの身の回り品は8・0%増と好調。クリスマス商戦で贈り物としての需要が増えた。

 化粧品は3・8%増、美術・宝石は10・0%増だった。昨秋の台風後、各店とも訪日客の客足は戻ってきているとしたものの、免税売り上げの伸び幅は鈍化気味とした。食料品は0・1%の微増で、クリスマス向けの菓子や年末年始の商材が食品全体の売り上げを下支えした。

 4百貨店は大丸京都店、京都高島屋、藤井大丸、ジェイアール京都伊勢丹。京都伊勢丹はJR大阪駅ビル内商業施設「ルクア1100」に入居する系列店舗の売上高を合算した。