大きく育った昔ながらの夏ミカンを収穫する村上さん(舞鶴市西神崎)

大きく育った昔ながらの夏ミカンを収穫する村上さん(舞鶴市西神崎)

 北前船で京都府舞鶴市神崎地区や京都府宮津市由良地区など由良川下流部の地域に伝わったとされる夏ミカンが、収穫の最盛期を迎えている。新型コロナウイルスの影響で受注は落ち込んでいるが、京都市内などの料亭や菓子店に出荷されている。

 同地区の夏ミカンは約140年前、特産地の山口県萩市から伝わったとされる。ごつごつした見た目と酸味が特徴。近年は市場に出ていなかったが、地域活性化を目指す「舞鶴夏みかんの会」が、7年前から手入れや出荷に取り組む。

 今年は4月下旬から、会員らが収穫を始め、苗木から育てた夏ミカンも初出荷した。緊急事態宣言の影響で出荷量は落ちたが、ネット通販は好調という。

 同会の村上貴是さん(72)は「栄養満点で疲労回復にもつながる。品種改良されていない日本の昔ながらの味を楽しんでもらいたい」と話す。収穫は7月上旬まで。同市西神崎の竹内酒店でも購入できる。