京都刑務所の受刑者が製作している医療用ガウン(京都市山科区)

京都刑務所の受刑者が製作している医療用ガウン(京都市山科区)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都刑務所(京都市山科区)で受刑者が製作している医療用ガウン1200着がこのほど、京都府に納品された。同刑務所で府の担当者に引き渡され、新型コロナに対応する府内の医療施設に配布される。

 新型コロナ感染症の流行で、医療従事者が飛沫(ひまつ)感染を防ぐガウンが不足している状況を受け、厚生労働省が法務省に刑事施設での製作を要請した。全国42施設で製作しているという。
 ガウンは水をはじく不織布製。京都刑務所では5月から刑務作業の一環で、3工場で受刑者30人体制で裁断や縫製を行っている。緊急事態宣言が発令されている間、通常の刑務作業は中断していたが、緊急性が高いとして、ガウン製作は続けてきた。
 納品はこの日が2回目で、同刑務所の竹内徹総務部長から府健康福祉総務課の担当者に箱詰めしたガウンを手渡した。竹内部長は「受刑者にとっても社会貢献を意識する機会になっている。医療現場で困っている方に安心してもらえれば喜ばしい」と話した。同刑務所では10月末までに2万6千着を製作、府を通じて府内の医療施設に配布する。