台風18号による豪雨で浸水した家から救出され、消防隊員にボートで運ばれる住民(2013年9月16日、京都市伏見区下鳥羽長田町)

台風18号による豪雨で浸水した家から救出され、消防隊員にボートで運ばれる住民(2013年9月16日、京都市伏見区下鳥羽長田町)

 2013年9月16日、大型の台風18号が本州に接近、上陸したことで、京都府と滋賀県、福井県は大雨となり、3県に全国初の大雨特別警報が発表された。特別警報は、同年8月30日に運用開始されたばかりだった。由良川と桂川は氾濫し、甚大な浸水被害が発生した。

 台風18号は、日本の南海上を北上し、16日朝に愛知県に上陸した。近畿地方には雨雲が連続してかかり、記録的な大雨になった。

 48時間雨量は、京都府綾部市睦寄町で353.5ミリ、京都市右京区京北で313ミリ、京田辺市で276.5ミリ、滋賀県甲賀市土山町で364.5ミリ、大津市で328ミリなど京都府と滋賀県の計13地点で観測史上1位となった。また、いずれも9月の月間総降水量の平年値を大きく上回った。

 由良川は、福知山市などで氾濫し、福知山盆地は泥の海となった。流域の福知山、舞鶴、綾部の3市で1738戸が床上・床下浸水の被害が出た。福知山市役所大江支所も水没して機能停止した。

 桂川は、観光地の京都・嵐山付近で氾濫した。京都市右京区と西京区で300戸が床上・床下浸水し、旅館や土産物店に大きな影響が出た。京都市山科区や伏見区、亀岡市、南丹市でも浸水被害が発生した。