京都市中京区の市立病院に勤務する40代の男性医師が、患者1人の氏名や年齢などの個人情報とコンピューター断層撮影装置(CT)の検査画像などのデータが入ったUSBメモリーを紛失していたことが23日、分かった。市立病院は、医療情報を外に持ち出す際は個人が特定できないようにすることを内規で義務付けているが、医師は守っていなかった。

 市立病院によると、医師は昨年12月1日に市内の大学であった学会で症例を発表するため、患者の氏名、年齢、性別、生年月日、検査画像などのデータをUSBに保存した。個人が特定できないようにする処理を怠った上、公用のUSBではなく、パスワード設定がされていない私用のUSBを使った。現時点で悪用の被害などはないとしている。

 医師は同9日に紛失に気づいて病院に報告し、患者に謝罪した。同院は医師の処分を検討している。