京都府警本部(京都市上京区)

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 京都市伏見区桃山町因幡のアニメ製作会社「京都アニメーション」(京アニ)第1スタジオが放火され、35人が死亡、34人が重軽傷を負った事件で、京都府警捜査1課は5日、やけどを負って入院していた20代の女性従業員が4日夜に治療先の病院で死亡した、と発表した。死者は計36人、重軽傷者は33人になった。
 府警は女性の身元を明らかにしておらず、「これまでに公表した35人と同様、遺族や京アニに意向を確認した上、公表するかどうかの調整をする」としている。
 府警によると、女性は事件当時、第1スタジオ1階にいた。正面玄関から建物の外に逃げたが、体の広範囲にやけどを負った。入院先の集中治療室(ICU)で治療を受けていたが、重篤な状態が続いていたという。死因は敗血症性ショックだった。
 事件は7月18日午前10時半ごろに発生した。青葉真司容疑者(41)=殺人や現住建造物等放火などの疑いで逮捕状=が第1スタジオ1階でガソリンをまき、放火したとされ、建物内にいた20~60代の男女計69人が死傷した。現在も女性5人が入院しており、重篤な状態の人もいるという。
 青葉容疑者も全身にやけどを負い、大阪府内の病院で治療を受けている。重篤な状態だったが、現在は言葉を発することができる程度にまで回復。ただ、勾留に耐えられるようになるには相当の期間を要するとみられ、逮捕のめどは立っていない。