素顔を公開していないので、お面を着けるグレゴリ青山さん。「散歩の楽しさを味わってほしい」と話す(京都市中京区・京都新聞社)

素顔を公開していないので、お面を着けるグレゴリ青山さん。「散歩の楽しさを味わってほしい」と話す(京都市中京区・京都新聞社)

 京都府亀岡市在住の漫画家グレゴリ青山さん(53)が町歩きの面白さや家での楽しみをつづったコミックエッセー「グレさんぽ 猫とかキモノとか京都とか」を出版した。好奇心から訪れた京滋などの町々を、ユーモアに満ちた言葉と絵で紹介している。

■30の体験談「発見の連続」

 月刊誌で連載中の「グレさんぽ」シリーズ第2弾で、約30の体験談が収められている。

 猫好きで狛猫(こまねこ)を見るために京都府京丹後市の金刀比羅神社へ。40年ぶりに京都市内の地蔵盆に参加し、自宅では古い着物を服やかばんにリメークするなど裁縫にいそしむ。

 JR琵琶湖線の電車に乗って気の赴くままに途中下車する「琵琶湖左まわり」も楽しい。滋賀県近江八幡市の安土駅で降りて米国出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した旧伊庭家住宅を偶然知り、長浜市の木ノ本駅かいわいで宿場町の風情を味わう。

 「旅や散歩が好き」という。「こんなにいい場所なのに『なんで今まで知らなかったの』と思うことが醍醐味(だいごみ)で、滋賀は発見の連続でした。コロナ禍で今は遠出が難しいですが、本を通して散歩の気分を味わってもらえたら」と話す。
 1300円、小学館。