猛烈な雨の影響でマンホールから噴水のように吹き上がる雨水(2014年8月16日午後0時半、京都市中京区堀川通御池下ル)

猛烈な雨の影響でマンホールから噴水のように吹き上がる雨水(2014年8月16日午後0時半、京都市中京区堀川通御池下ル)

 2014年8月16日正午ごろ、京都市内は1時間の雨量が80ミリを超える猛烈な雨に見舞われた。大量の雨水が下水道に流れ込んで行き場を失い、京都市中心部の少なくとも6カ所で、マンホールから噴水のように雨水が噴き出した。

 京都地方気象台によると、京都市中京区で午後0時46分までの1時間の降水量が87・5ミリとなり、観測史上2位となった。

 なぜ、マンホールから雨水が噴き出したのか。京都市上下水道局によると、噴出したのは、上・中京区の堀川通下立売-四条までの3カ所と、下京区の五条通千本、右京区の西大路通蛸薬師、葛野大路通高辻の計6カ所だった。噴出した下水道管は、広範囲から雨水が流入する幹線で、地下6~10メートルを通っていた。管内は密閉構造のため、急激に流入した雨水が管内の空気を押しだし、マンホールを持ち上げて路上に水を噴出したという。

 京都地方気象台によると、京都市中京区で午後0時46分までの1時間降水量は、87.5ミリとなり、観測史上2位となった。また、レーダー解析によると、午後6時までの1時間に左京区で約100ミリ、右京区北部で約90ミリが降ったとみられる。

 時間雨量80ミリを超える雨は「猛烈な雨」とされ、「息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じる」「傘は全く役に立たない」「車の運転は危険」などとされる。京都地方気象台(京都市中京区)のアメダスでは過去100年間に4回記録しているが、こうした豪雨は局地的に降ることも多いため、アメダスの観測網に引っかからず記録に残らないケースもあるとみられる。

 短時間に「数年に1度」レベルの豪雨が降る際は、気象台から「記録的短時間大雨情報」という速報が発表される。中小河川の氾濫や土砂災害、アンダーパスの水没などが発生する危険が高く、警戒が必要だ。