「トップ選手と勝負できるところまできた」と手応えを語る坂口選手(京都府向日市・京都向日町競輪場)

「トップ選手と勝負できるところまできた」と手応えを語る坂口選手(京都府向日市・京都向日町競輪場)

 京都向日町競輪場(京都府向日市寺戸町)で今年初めて開催されるレース「ガールズケイリンコレクショントライアル 牛若丸賞」(24~26日)に、地元の京都支部に所属する坂口楓華選手(21)が出場し、地元デビューを果たす。トップ選手の壁にぶつかる日々だったが成長への手応えも感じており、「地元でいい勝負ができる」と前を向く。

 兵庫県出身の坂口選手は、向日町競輪場をホームバンクに練習を重ねる。2017年7月から各地のレースに参戦して1年余り。昨年7月に初優勝を飾るもトップ選手との一戦では実力差を痛感した。同11月に小倉競輪場(北九州市)で開かれた全国の強豪が集うレースで「自分の無力さが分かった」。失った自信。改善の兆しは見えず、競技をやめることすら考えた。

 転機は練習をサポートしてくれる仲間や父の助言だった。「目の前のレースがゴールではなく、長い目で見ればいい」。肩の力が抜けた。「自分には展開を分析する冷静な判断力と自在に攻め方を変えられる器用さがある」。長所に目を向け、取り戻した積極性を力に変えた。年が明けた19日に玉野競輪場(岡山県玉野市)で行われたレースで優勝した。

 地元初戦は昨年6月に予定されていたが大阪府北部地震の影響で中止になり、24日から始まる牛若丸賞に決まった。全国の上位選手が出場し、小倉のレースで歯が立たなかったメンバーもそろう。坂口選手は「勝てば今後の大きな足がかりとなるが、失敗してもいい。自分の持ち味を出したい」と自然体で挑む。