外食向け青果卸と酒類卸がスタートしたドライブスルー八百屋(京都市南区・ふじまつ)

外食向け青果卸と酒類卸がスタートしたドライブスルー八百屋(京都市南区・ふじまつ)

 外食産業向け青果卸のフードサプライ(東京)が全国で一般向けの「ドライブスルー八百屋」を展開している。新型コロナウイルスの影響が外食産業への大きな打撃となっている中で、京都の青果卸と酒類卸も協賛し、「もったいない野菜セット」の販売を始めた。

 協賛しているのは青果卸の八尾淳商店(京都市南区)と酒類卸のふじまつ(同)。コロナ禍で外食産業の売り上げが激減する中、青果卸や契約農家にも影響は及び、業界は危機的な状況という。フードサプライの呼び掛けで、ドライブスルーの小売りにトライした。

 セットは、青果卸の目利きで選んだ米5キロや卵、野菜、果物など20~25種類。価格は5千円(米なしは3500円)と定価の20~25%引きという。在庫過多になった業務用酒類も安く販売している。

 先月中旬の初日には京都を中心に大阪からも100セットの予約が入った。スタッフがトランクに野菜を積み込むため、消費者は降車せずに購入できる。20日に赤ちゃん連れで訪れた右京区の主婦(34)は「私にもできる支援。子連れで買い物に出掛けづらく助かる」と喜んだ。

 八百淳商店の福永淳社長(38)は「農家を支援でき、消費者にも好評だ」と話す。
 現在は月2回の開催で、フードサプライのホームページから予約する。7月以降も続ける方向だが、開催するかどうかは場所も含めて検討中という。