亀岡市議らが一服する市役所7階東側バルコニー。灰皿代わりの空き缶も並ぶ(亀岡市安町)

亀岡市議らが一服する市役所7階東側バルコニー。灰皿代わりの空き缶も並ぶ(亀岡市安町)

 受動喫煙を防ぐための改正健康増進法施行により、各施設の喫煙場所が厳しく制限される中、京都府亀岡市役所(安町)で市議らによる指定場所以外での喫煙が続いている。開会中の6月市議会でも市側が指定場所で喫煙するよう改めて求めた。

 市議らが喫煙しているのは、議会事務局や各会派室が入る市役所7階の東側バルコニー。一般質問があった18日の昼と午後の休憩時間に記者が確認したところ、少なくとも計5人(延べ8人)が喫煙した。ベランダに灰皿代わりの空き缶が並び、焦げた跡が残るいすには灰も落ちていた。

 この場所は市議以外はほぼ通らず、ドアを閉めれば庁舎内に煙も入らないため、2014年2月までは正式な喫煙場所だった。しかし昨年7月1日、市は行政機関庁舎敷地内での原則禁煙を定めた同法に基づき、2階東側バルコニーと1階中庭南側の2カ所のみを「特定屋外喫煙場所」と指定。市は議会事務局を通じ指定の2カ所で喫煙するよう市議らに依頼したが、7階バルコニーでの喫煙が続いていたという。

 16日の一般質問で現状について市議が問い、市総務部は「決められた場所で喫煙するよう周知徹底を図るとともに、議員にも協力をお願いしたい」と答弁。18日朝には7階バルコニー入り口に「たばこは喫煙コーナーへ!」と張り紙をした。

 18日に喫煙していた市議らは取材に対し「遠慮はしていたつもりだったが、今後はやめたい」「どこにいっても肩身が狭い」と述べた。市議が市のルールを破っていては市民の信頼は得られない。法に基づく市の要請を受け入れるか、市議会として正式な喫煙所整備を目指すか、対応が求められる。