滋賀県野洲市は24日、市議会病院整備事業特別委員会で、現在民営の野洲病院を引き継いで市立病院となる7月以降の常勤医師の人員が、現時点で確保できていないことを明らかにした。現時点で9診療科での診療内容への影響はないという。

 市によると、22人の常勤医師の雇用を想定していたが、現段階で確保しているのは12人で、給与や勤務条件などの調整中が4人という。残る6人については未定だという。

 山仲善彰市長は、「市営化まで半年を切り、異常事態ではないか」との質問に対し、「異常事態ではないが想定外だった」と答弁。滋賀医科大に協力要請を引き続き行うとし、「市が責任を持って医師の確保に最大限努力する」と述べた。

 市は昨年11月から、野洲病院に現在勤務する20人の常勤医に継続して勤めてもらうことを想定し、面談をしてきた。しかし、個人的事情などで継続勤務を望まない医師が4人おり、市営化に伴う増員2人も含めて医師確保が難航している。

 市民病院整備課の武内了恵課長は、常勤医が足りないまま7月を迎えた場合は非常勤医師の増員で対応するといい、「現在の野洲病院と変わらない診療体制は最低限確保する」と説明している。