町内会グラウンドの駐車場に積まれた3年分の刈り取ったヨシ(滋賀県草津市下物町)

町内会グラウンドの駐車場に積まれた3年分の刈り取ったヨシ(滋賀県草津市下物町)

2016年のヨシ松明まつり(草津北部まちづくり協議会提供)

2016年のヨシ松明まつり(草津北部まちづくり協議会提供)

 滋賀県草津市下物町の烏丸半島で地元住民らが毎年夏に開いていた地域おこしイベント「草津ヨシ松明(たいまつ)まつり」が、新型コロナウイルスの影響で中止となった。昨年と一昨年は台風で開催できず、中止は3年連続。冬に刈り取ったヨシが3年分たまっており、住民らは「来年は4年分のヨシを盛大に燃やし、盛り上げたい」と前を向く。

 同まつりは、過疎化が進む湖辺地域の活性化を目指し、住民でつくる一般社団法人草津北部まちづくり協議会などが2011年から開催。高さ約4メートルの松明7~8基を燃やし、屋台やステージ発表で盛り上げる。花火打ち上げを行う市内唯一のイベントで、近年は約5千人が来場。「地域の夏の風物詩として定着してきた」(同協議会)と手応えを感じていた。
 まつりに使うヨシの刈り取りは例年、半島近くのヨシ原で行っており、中止となった一昨年と昨年も実施。今年は1月に市内企業関係者らを含む約80人で刈り取った。だが、まつりはコロナ禍で5月下旬に中止が決定。感染の恐れに加え、企業の協賛金が集まる見込みが低いことも理由という。ヨシの保管場所となっている町内会グラウンドの駐車場には、3年分のヨシが約4メートルの高さまでうずたかく積まれている。同協議会の西田嘉彦常務理事(72)は「ヨシ50~60本をまとめた束が約500束はある。今年の中止は残念だが、来年は何としても開催し、今まで以上に多くの人に来てもらいたい」と意気込む。